Recent Posts

理事長所信

一般社団法人恵庭青年会議所
2019年度 理事長所信

49代理事長  三上 まどか























           【熱狂の先にあるもの】

大人になってから心底ワクワクし、もう楽しくて仕方ないと思うほどの熱狂を感じたことがあるという人はどれくらいいるのだろうか。熱狂というと少し大げさに聞こえるかもしれないが、興奮し熱中することは誰にでも一つはあるはずだ。

国民的アーティストの安室奈美恵さんがデビューから25周年を迎えた節目の年に引退というニュースには、同世代である私が生きた時代の曲とともにその頃の自分を思い出した。どんなことも仲間と楽しみ熱狂していた自分がよみがえり、何か大人になって忘れていたものを思い出させてくれるきっかけとなり心が躍った。

もし、青年会議所の活動が熱狂するくらい楽しいものだったらどうなるだろう。事業を考えただけでも心からワクワクし、設えているメンバーが興奮するぐらい楽しみ、参加する市民が満面の笑みで喜んでいる姿を思い浮かべてみてほしい。きっと今、その画を想像している顔は自然と笑顔になっているのではないだろうか。
 
私たちの活動は、まちづくりや人づくりを通じて自己研鑽を積み、仲間との友情や絆を育みながら、その力をもって地域社会に貢献することを目的としている。しかし、時には悩み、投げ出したくなるほど辛いこともあれば、辞めたいと思うこともあるだろう。それでもなぜこの場を選んでメンバーは活動するのか。それは、そこにいる「人」とのつながりの大切さを感じる場だからではないだろうか。

私は「自分に今足りない何かをこの場所で得ることができるかもしれない」と恵庭青年会議所に魅力を感じ、自ら入会した。恵庭市に住み働く同世代の仲間が、苦楽を共にし、分かち合い、感動に満ちたその経験こそが自分の成長へとつながり、大切な家族や愛する人、会社の仲間にも仕合せが波及する。そしてその先にいる地域の方々や、未来の恵庭を担う子供たちへと仕合せが伝播する。それが私たちの活動の真理ではないだろうか。

平成が終わり新しい時代が始まる2019年。輝かしい歴史と誇りある伝統を築き上げてきた一般社団法人恵庭青年会議所のリーダーとして、自らが変化の起点に立ち、志同じく活動する仲間と共に熱狂し、心が躍る素晴らしい未来を創り出すことをここに誓う。
 


【自分の強みと弱みを知り、人の魅力を楽創する集団になる】
 
 
「人財楽創」この言葉は私がアカデミー塾生として出向した時に、自分、仲間、子供たちや家族、多くの人を財と思い楽しみながらつながりを創りたいという意味から考えた造語である。青年会議所は、年齢も仕事も価値観も違う個性豊かな人」の集まりであり、「人」と「人」とのより良い関係を創り出すためには、まずは自分を知ることが大切だ。

何が好きで何が苦手なのかを明確に捉え、自分自身の強みと弱みを知り、自尊感情を高めることによって初めて相手を受け入れることができる。そして、自分の考えを突き通すのではなく、相手に興味を持ち、良く理解することで「人」の魅力を引き出すことができる。まさに青年会議所は「人財楽創」できる場所ではないだろうか。

継続事業として開催されている夢道教室においても、自分の強みを生かすことの素晴らしさを伝え、夢中になるほどの感動を子供たちに与えることができたならば、いつか大人になる過程で夢の実現に近づく糧となるはずだ。また、地域に根づいた人財育成を目的としたチーム絆花の活動も引き続きサポートし、より多くの方に「人」の魅力を伝えよう。
 自分の強みを仕事や青年会議所の活動に最大限に生かし、魅力溢れる人を創る。そして、恵庭市に住まう全ての人を財と思い、共に成長し、共に輝く楽創集団になろう。




【人を喜ばせる力が組織を変える】


48年という半世紀近くの時が経った今も、私たちが行政をはじめとする多くの諸団体や企業に協力をいただき活動することができる背景には、脈々と受け継がれた恵庭青年会議所の伝統ある歴史と、先輩諸氏の努力によって積み重ねてこられた信頼と実績があってこそできる活動であるということを忘れてはならない。

市民はもとより、行政、関係諸団体をはじめとする地域から信頼される組織として運動を展開するためには、メンバーが存分に活動できるように円滑な運営体制や財政基盤を強固なものにすることが大切である。

そして、末永く応援される組織になるためには、私たちが活動する上で欠かせない家族や先輩諸氏から賜る協力に深く感謝を伝え、愛をもってコミュニケーションを図ることが重要である。また、千歳青年会議所や北広島青年会議所との交流も継続し、より多くの仲間と絆を深め、互いに切磋琢磨することで私たち恵庭青年会議所の成長につながると考える。
 
当たり前に私たちが活動することだけに努力をするのではなく、一緒に活動する仲間や、その先にいる人たちを喜ばせるために“他喜力”の輪を広げていこう。そこに感謝や感動が生まれることで利他の精神が拡がり、互いを高め合う活発な議論ができる環境をつくることで素晴らしい運動へとつながる。メンバー一人ひとりがもっと楽しく笑顔で活動できる組織へと発展させよう。


【魅力を価値へと昇華する共創のまちづくり】


私が恵庭市に住み始めたのは12年前、新千歳空港や札幌へのアクセスも良く、子育てしやすいきれいな街だなという印象を持った。2014年に実施した市民意識調査でも、市民の95%が恵庭市を“住みよいまち”であると高く評価している。

しかし、一方では「通り過ぎるまち」として課題もあり、まちの魅力をもっと引き出し認知されるよう私たち自身がその価値を知り、伝えていく必要がある。これまで恵庭青年会議所としてもまちの魅力を伝えるために様々な運動を展開してきたが、本年は若い世代層からのアイデアを取り入れ恵庭ブランドを考える機会を創出していきたい。

恵庭でしか見られない景色、食べられないもの、出会えない人たちの魅力を価値へと昇華させて、市民や行政と手と手を取り合いながら恵庭の価値を伝える運動を展開していこう。
また、まちの伝統やふるさとを愛するこころが今後何世代にもわたって根付いていくように、郷土愛を深める運動を継続して伝え続けることが大切である。未来を担う子供たちが歳を重ねても恵庭に住んでいて良かったと仕合せを感じられるまちを共に創り出そう。


           【備えあれば憂いなしの強固な防災】


2018年9月6日3時8分。最大震度7の巨大地震が北海道を襲った。北海道全域がブラックアウトとなり、激甚災害に指定されるほど大きな被害をもたらした地震だった。北海道でも過去をみれば決して地震や災害がなかったわけではないが、どこか平和に構えていた気がするのは私だけではないはずだ。

近年では、地球環境の変化に伴い台風や大雨による自然災害も多発しており被害が深刻化する中、私たちは今まで以上の防災対策を講じることが必要である。恵庭青年会議所としてもメンバーが被災地に入り、災害ボランティアとして物資の支援活動や、瓦礫の撤去作業を実体験したことで、災害時に必要な物資や、支援の携わり方などを改めて考えることができた。

この経験を最大限に生かし、防災ネットワークをさらに強固なものとし、有事の際には速やかに連携を図りながら、自助・共助ともに私たちだからこそできることに備えたい。日本の災害が新たなステージに突入した今、本当に必要な行動をとれる組織へと変革していこう。


【人生100年時代といわれる今、未来の恵庭を創生する】


日本の少子高齢化に歯止めがきかず社会問題になっているのは今に始まったことではない。国連の推計によれば、2050年までに、日本の100歳以上の人口は100万人を突破し、2007年以降に日本で生まれた子供の半分は107年以上生きるという統計が出ている。

長寿化は日本社会に一大革命を起こすといわれている中で、人々の働き方や教育の在り方、余暇の過ごし方など多くの変化が私たちを待っている。その変化に柔軟に対応しながらも、私たちは子供からお年寄りまで多世代の皆さんに愛され楽しんでもらえる魅力あるまちづくりを行っていかなければならない。

冬の継続事業として多くの皆様のご協力をいただき開催してきた「えにわ雪んこまつり」においては、35年の長きにわたり恵庭の子供たちや市民に親しまれる冬のイベントとして一定の役割を果たしてきた中で、本年は恵庭青年会議所の新たなまちづくりへと進化させるべく、ファイナルと位置付け、感謝の想いを存分に込めた笑顔溢れる感動の機会としたい。
そして「わくわくお仕事体験」においては、子供たちが仕事の魅力や夢の可能性を拡げる場として、多くの方々と共に事業を構築したい。そして、働くということで経済観念にふれながら、日ごろ働いているお父さんやお母さんへの感謝の気持ちを表せる愛溢れる事業へと発展させよう。

また「えにわハッピーハロウィン」においては、多くの市民や企業と連携し、特産物であるかぼちゃをメインに恵庭の可能性を大きく拡げてきた一大事業となった。本年も、かぼちゃの苗植えから事業当日までさらに多くの世代層から親しみ愛されるよう事業を構築し、恵庭が一年で一番熱狂する一日、そして北海道で一番熱いハッピーハロウィンを実現しよう。地域の方々と連携しながら人生100年時代に世代を超えて楽しめる熱狂を創り出そう。


【そこに愛はあるのか。愛と感動を届ける会員拡大】

 
昨今、厳しい経済状況や時代の変化から全国的な会員減少が進んでいる中、会員拡大は私たちにおいても重要な課題の一つである。なぜ会員拡大が必要なのか、私たちは今一度原点に戻り考える必要がある。

組織が縮小することに危機感をもって行う会員拡大は真の拡大ではないと私は考える。なぜなら、私たちは多くの情報を得ることができる環境になり、SNSやコミュニティの発達によって自分の居場所を選べるようになった。そのため、よほど目的や理念に共感し、自分にとって必要なことがない限り入会する組織として選ばれなくなったように感じているからだ。
 
しかしその一方で、会員が飛躍的に増えている青年会議所があるのはなぜだろう。きっとそれは魅力ある人がいるところに人は集まり、楽しんで活動している組織に人は集まるからではないだろうか。人は人で磨かれるということはまさに人とのコミュニケーションから生まれるものである。

私たちメンバーが活動を楽しみ、組織の魅力を伝え、相手が感動してくれた時に心が動き入会を決意すると思う。どうしたら心動く場所が作れるのかを考えよう。きっとそこに魅力があれば必ず人は集まるはずだ。そして、メンバー一人ひとりが一緒に成長したいと思うたった一人の仲間を探し、その人に愛と感動を届けることができたならば、40人の仲間と活動できる日も夢ではないだろう。組織のための会員拡大ではなく、人のためを思う会員拡大を行う一年にしよう。


【共感を生み出すハートフルな広報を目指して】

 
この10年でデジタル化が急激に進み、膨大な情報が世の中に溢れる時代になった。最近では青年会議所の広報といわれるとSNSやホームページから得られるものが主流であるが、情報はいつの時代も信頼できる人との関係性の中から口コミとして拡散されると私は考える。

今、私たちが行っている事業がどんなに素晴らしいものであっても、認知され、体感されて、誰がどのような想いで行っているのかを知らなければそれは「伝わっている」ではなく「知っている」にすぎないからだ。私たちの運動が理解され、信頼されてこそのまちづくりだと考えたときに、私たちの広報のスタートはまず一番身近で大切な人に私たちの運動や活動に対する想いを丁寧に伝えることだと思う。

家族に伝わり、先輩、会社から共感や協力をいただいた先に、明るい豊かな社会の実現が待っている。本年は、女性メンバーを主体とした「women’s広報部」を設置し、伝えたい想いを工夫しながら丁寧に行う女性ならではの視点から広報を展開することで、メンバー内へと浸透し、そして対外へ伝わるような心温まる広報の輪を広げていこう。


【そうだ、旅に出よう。次代を担うリーダー育成】


青年会議所の活動から得られる経験で最も自己成長につながったことは何かと問われたならば、私は「出向、そして専務理事を経験したこと」と答えるだろう。日本青年会議所や北海道地区協議会の事業に積極的に参加することによって、今までは他人事のように考えていたことに当事者意識が芽生え、自らの仕事や恵庭青年会議所の運動に置き換えて考えることで刺激を受け、多くの出会いや貴重な経験を積むことができたからである。

私はこの経験を「旅」に例えたい。旅先で見る景色、美味しい食べ物、その土地の人との出会いは人生を変えると思っている。環境の違う場所に行くことで、今住んでいる場所の良さに気付き、自分がいかにちっぽけなことで悩んでいるかと元気をもらうことができるからだ。

時間もお金もかかるが、経験の中から得られるものは必ずあり、人生の大きな無形資産をつくることができる。費やした時間をどのように使い、いかに楽しめるか。そこに挑戦することで人として成長し、ひいては恵庭青年会議所の成長につながり、まちの発展へと広がっていくと私は考える。入会年数の浅いメンバーにはまだまだ可能性があるからこそ、是非、一人でも多くの人に広い世界を見に旅に出て、青年会議所活動の本質に触れてほしい。

机上では伝えきれない活動への意識醸成や、先輩や現役からの実体験を聞く場を設けることで新たな切り口から青年会議所で培われるものをしっかり伝えていきたい。そして、視野を広げ、北海道地区協議会や各地青年会議所の組織を肌で感じることで、新たな視点や学びを得て自己成長へとつながる一歩を踏み出そう。魅力ある次代のリーダーを担うのは君だ。

 
【愛に生きる】
 
 私は「恵庭青年会議所はどんな団体ですか?」と聞かれたときに、胸を張って熱く伝えることができるメンバーを創りたい。人それぞれ青年会議所の活動に対する考え方は違っていても、自らの意思で入会し、所属するこの団体で人生の限られた時間を過ごすのだから自信をもって私たちの運動や活動を伝え、必然的に出会った仲間と活動することを心から楽しんでほしいと思う。
 
私が理事長という大役を引き受けた時に、自分に何ができるだろうと悩んだ。その時にふと思い浮かんだのはメンバー一人ひとりの顔だった。私に足りない部分があったとしても、恵庭青年会議所には個々の強みを持った素晴らしい仲間がいるから大丈夫だと確信し、皆の笑顔のために、応援してくれる家族のために全力でやり切ろうと覚悟を決めた。家庭、青年会議所、会社、上手くいっている組織が必ず持っているもの、それは最強のチームワークだ。そこには相手を信頼し、思いやる友情こそが創り出す本物の愛が宿っている。

愛はどこからやってくるのでしょう、自分の胸に問いかけた
                   偽物なんか興味はないわ、本物だけ見つけたい

一人で頑張るのではなく仲間を信じ、愛情をもって楽しむ最強のチームを一緒に創ろう。


《基本方針》
 ・自尊感情を高め「人」の魅力を引き出す人財育成
 ・他喜力の輪を広げ互いを思いやる組織への変革
・市民や行政と共創する恵庭ブランドの確立
・実体験を活かした防災組織の確立
・多世代と共に創る未来を見据えたまちづくりの実現
・愛と感動を届ける人のための会員拡大
・想いが伝わるハートフルな広報活動
・自己成長につなげるリーダー育成
 

0 コメント:

コメントを投稿